学校を卒業してすぐに、家を出て一人暮らしを始めました。実家から少し離れた場所に住んで生活をしていたのですが、数年たって実家の近くで部屋を借りて住むことになりました。車で15分ほどの場所だったので、父が突然来ることも頻繁にあり、私も実家に遊びに帰ったりしていました。年齢の割には元気な父で、糖尿という持病を抱えてはいましたが、元気に毎日過ごしていました。しかし、ある日の夜中、突然自宅の電話が鳴りました。夜中に電話が鳴るとろくなことがないと言いますが、まさにそういった内容の電話でした。電話の相手は母で、父の様子がおかしいというのです。ろれつが回らず、身体を動かすこともできない状態の父をどう対処していいのかわからず、電話してきたようでした。とにかく救急車を早く呼ぶように伝え、すぐに実家に向かいました。私が到着した時、ちょうど父が部屋から救急隊員の人たちに運び出されていくところでした。診断の結果は、脳出血です。本人はとてもつらいでしょうが、リハビリで歩くこともでき、話しもしっかりできるようになりました。連絡が遅かった割には、後遺症は軽かったのだと思います。しかし、年齢的な面から成りやすい病気があるということを知っておくこと、症状によっては早急な対処が必要であることなどは、最低限必要な知識だと痛感しました。いつもと雰囲気が違うような感じで熱を出しているとするなら、ただの風邪かもしれないと放置することなく診察を受けるなど、大きな病気につながらないように気を付けてみることも大切だと思いました。また、心の病気についても同じことが言えます。【詳細】