どんなに仲が良くても悩むこと

私の父は、脳出血で倒れました。その時は後遺症も少なく、本人もリハビリを頑張ったおかげで倒れる前のようにとまではいきませんが、自転車にも乗ることができるほどに回復していました。しかし、その3年後、今度は脳梗塞で入院することになったのです。元々、糖尿病を持っていたのですが、糖尿病も結構進行していて、脳出血で倒れる前から足先の感覚がなくなることがあるなどの症状を訴えていました。そのため、脳梗塞で入院後はその症状が一層ひどくなってしまい、痛みを訴えるようになりました。そして、右半身のマヒが残りました。食べることが大好きだった父は、思うように食事ができなくなりました。口の中でも右半分は食べ物が入っているという感覚が無くなっているようで火傷をすることもあり、きれいに食べるということができなくなりました。そうなると、食べることが好きだった父も、食べることに対して興味を持たなくなってしまいました。そして、日に日にリハビリなどに通う元気や精神力も失っていき、私が実家に遊びに行った際でも母と言い争いごとをしている姿を見ることが多くなりました。完治することが難しく、今の状態が続くか今よりもさらに悪くなるか、そういった現実と向き合うのはつらく、卑屈になっているようでした。家族である私たちでもそんな父にどう対処していいのか、本当にわからなくて悩んだこともありました。人は病気などをすると、心に余裕が持てなくなります。とても仲の良い家族であっても、対処法に悩むことがあると思います。